傷ついて、消えてしまいそうな自分を、ダリさんは見つけてくださり、「生きても良いのだ」と仰ってくれました。その言葉に涙がこぼれ、私は心の中に抱えていた深い悲しみに気付きました。自分すら忘れていたその感情に、ダリさんは寄り添い、優しく言葉にしてくれました。
今振り返ってみて、私は「良い子でなければ捨てられる」「いつも笑顔でいなければならない」と思っていた幼い自分が、悲しみの感情を封じ込めていたことに気づきました。どんな感情もあって良いのだと頭では理解していたつもりでしたが、私は悲しみや弱い自分を受け入れていませんでした。実際に私を拒絶していたのは、他の誰でもなく私自身だったのです。
そのことに気づいた瞬間、涙が止まらずあふれました。やっと、自分の感情と向き合えるようになったのです。
目の前の人が、自分ですら気づかない感情に寄り添い、それを光に当て、言語化して気づきをもたらす――私も、そんな存在になりたいと強く感じました。この気づきは、未来の自分を意識する貴重な時間となりました。
心から感謝しています。
0コメント